いまさら聞けないコンテンツマーケティングとは？
ネット上のマーケティング手法としてコンテンツマーケティングが定着して久しいですが、だからといってすべての企業がコンテンツマーケティングの手法と採り入れているわけではありませんし、成功しているとも限りません。
これからコンテンツマーケティングを新たに採り入れたい、すでに始めているがいまいち結果につながっていないとお感じの方々に向けて、今さら聞けないコンテンツマーケティングの基本とメリット、デメリットなどについて解説します。
コンテンツマーケティングとは？
ネット記事やブログ記事、動画といったデジタルコンテンツをネット上に設置し、その情報に興味を持ってやってきた人から見込み顧客を獲得し、さらに顧客化していく手法のことです。コンテンツをマーケティングの軸に据える手法なので、コンテンツマーケティングと呼ばれています。
例えば、相続問題に強い弁護士事務所がコンテンツマーケティングを行う場合、自社のコンテンツとして相続問題の疑問を解決できる有益な記事や動画などを設置します。
さらに、タイムリーな情報なども合わせてコンテンツをどんどん追加していきます。これを続けていくことで「相続」などのキーワードで検索している人たちの流入が起き、さらに「これだけの情報を発信している弁護士は信頼できる」としてブランドイメージが確立し、依頼人の獲得につながっていきます。
こうした流れが、コンテンツマーケティングによる顧客獲得のモデルです。
なぜコンテンツマーケティングが必要なのか？
コンテンツマーケティングはネット上に仕掛けを作っておいて見込み顧客に見つけてもらうのを待つ手法です。
これはインバウンドマーケティングの一種です。これに対してテレアポや飛び込み営業などは従来からあるアウトバウンドマーケティングの一種です。さらに従来からある手法としてはテレビCMや新聞広告といったマス広告もあります。
マス広告が今後厳しくなっていくことは、誰もがお感じだと思います。
テレビや新聞に代わってネット広告が伸びていることからも、その事実が示されています。コンテンツマーケティングはネットを利用する手法なので今後さらに有用性が高まるのは間違いありません。
もうひとつの視点であるインバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングについて。顧客は自分が興味を持って調べている情報に対しては関心を持ちますが、いきなり押し付けられた情報に対して拒絶感を持ちます。
コンテンツマーケティングは顧客自ら知りたいと思っていることに応えるため、最初から好意的に接してもらえる手法です。しかも検索キーワードによって細分化された情報を接点にできるため質の高い見込み顧客を集められるため、マーケティングの精度が飛躍的に向上します。
コンテンツマーケティングのメリットデメリット
コンテンツマーケティングはとてもメリットが大きな手法ですが、その一方でデメリットもあります。それぞれ個別に見てみましょう。
メリット
コンテンツマーケティングのメリットはとても多く、以下のようなメリットが期待できます。
- 情報を接点に質の高い見込み顧客を獲得できる
- インバウンドマーケティングなので悪い印象を持たれない
- 広告宣伝費のコストパフォーマンスが極めて高い
- 閲覧者をファン化できるためブランディング効果もある
- 地域の縛りがなく情報を拡散しやすい
これだけを見ても、コンテンツマーケティングは良いことづくめであるように見えると思います。実際にこれらのメリットをいかして成功している事例はとても多くあります。
デメリット
良いことづくめに見えるコンテンツマーケティングですが、もちろんデメリットもあります。考えられるデメリットは２つです。
- コンテンツの発信を続けてこそ意味がある
- 成果が見えるまでに時間がかかる
IT企業などネットコンテンツの発信に長けている企業であればあまり苦労はないかもしれませんが、継続して情報を発信し続けることは意外に高いハードルです。だからといってどんな企業にもコンテンツがないわけではないので、それを掘り起こして発信する専門家に任せるのが良いかもしれません。
成果が見えるまでに時間がかかるのは、「待ち」の手法である以上避けられないデメリットです。しかしコンテンツは情報資産なので継続して積み上げていくことでどんどん効果は大きくなり、最終的には営業部門がなくても集客できるようになる可能性を秘めています。
まとめ
コンテンツマーケティングについて、今さら聞けない基本的な部分を解説しました。
とてもメリットが多く今すぐでも始めたいとお感じの方は多いと思いますが、この「今すぐ始められる」ことも大きなメリットのひとつです。
まずは自社が発信することで魅力を感じてもらえる情報は何か？を自己分析してブログ発信から始めてみてはいかがでしょうか。
